初回の今日は、「ほんまもん教室」で教鞭を握っていただくほんまもん市の野田さんに、これまでの経歴やほんまもん市についてお話をうかがってきました。

ほんまもん市 野田さんが農に携わるまで

野田:私の出身は、愛知県名古屋市です。大学で経営学を学び、父親の会社に就職して順調に業績を伸ばす中、友人に誘われて地球村のセミナーに参加したことがひとつの転機になりました。

環境破壊について考え始めた頃に起きたのが、バブルの崩壊。商品の良し悪しではなく、安いものが売れる時代の到来です。現実に違和感が募ると、もう自分にウソはつけません。そうなると不思議なもので、今まで得意だった営業も上手くいかなくなり、手を引くことに。でも、正直言うとちょっとホッとしましたね。やっとこれで解放される、と。

当時、私は40歳。あと何年生きられるかわかりませんから、これからの人生は自分の思い通りにやりたいなと。それから、当時幼稚園児だった長女が重症のアトピーで、たまごアレルギーがひどくて。「たまごとは一体何だ」ということを知りたいという思いから、農に携わることを決めました。

特別ではなく「ほんまもん」が集まる店「ほんまもん市」

野田:ほんまもん市としてオープンしたのは、2008年8月21日。当時滋賀県内には、有機農産物を専門に販売する場所がありませんでした。行政には任せておけないと思い、それなら自分でやろうと。オーガニックは、特別なものではなく、昔からある姿。本来あるものだからほんまもん。それが店名の由来です。

扱っているのは、無農薬・無化学肥料である事はもちろん、ほんまもん市独自の基準を満たしている農産物のみ。豆腐や醤油といった加工品も取り扱っていますが、基準を満たしている農家が原材料をつくっていたり、プロデュースしていたりするものに限ります。仕入れ先は、県内や近隣農家を中心に、全国各地です。

私の店は、委託販売ではなく「ほんまもん市の基準」をしっかり決め、基準に達するものは全部買い取りするシステム。本当に良いものをつくる農家のものだけを取り扱うことで、結果的にお客様の満足度にも繋がっていると思います。ほんまもん市に来られるお客様は、基本的に食に対する意識が高い人。飲食店関係の人が仕入れに来られることもあります。新規のお客様は毎日1〜2人。店舗以外では、京都市内での移動販売を行っています。移動販売の場所や時間は、ほんまもん市のFacebookをご確認ください。

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「応援」「支えあう」気持ちから生まれたほんまもん市の会員制度

野田:2015年3月からスタートした、ほんまもん市の会員制度。年会費は12,000円。会員になると、ほんまもん市で取り扱っている全ての商品を2割引で購入することができます。現在の会員は70名ほどです。

会員が「応援しよう」「自分たちみんなで支えよう」という気持ちになることで、あたりまえのものがあたりまえの値段で購入できる仕組みを作りたいと考えています。目指しているのはいただいた会費で、店舗運営の固定費を賄うこと。そして、マージンゼロ・農家直売価格で販売し「子どもに毎日食べさせてあげられる」ようにしたいですね。

ゴチソウ経由で、会員登録してくださった方への特典として、次回から使える500円分のお買い物券を
プレゼントさせていただきます。

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次回からは野田さんを教授に迎え「ほんまもん教室」と題して、食に関する様々なお話をお届けします。
1回目の講義テーマは「オーガニックのおはなし」。

健康的で身体に良いというイメージの強いオーガニック。では、オーガニックとは一体何でしょうか。どうしてオーガニックだと身体に良いというイメージがあるのでしょうか。野田さんいわく「農薬を使っていてもいい野菜はあるし、無農薬でもよくない野菜はある」とのこと。ぜひみなさんも考えてみてくださいね。

次回更新は6月30日の予定です。